ポンプ小屋CLOSEDの日曜日
翌日の花の仕入れを待ちわびるように、生花の数が少なく、店はひっそりとする。
最近プリザーブド専門で、めっきり生花に触れることがなくなった私は、グリオにテーマを決めてもらった。
少なくなった花たちをながめて、戻ってきたグリオは、それはそれはいたずらな少年の顔をして、
「ホワイトで秋らしく」という。
ハナガナイ…
数少ない花材で難題を出してくるのは、グリオもそう。グリもそう。
でも私の勉強のため。
花束を組み、花丈を短くしてクラッチブーケ
ばらして、器にアレンジし、
最後はブートニア
小さくカットした小花は、水に浮かべてディスプレイ
久しぶりの生花の香りにマイナスイオンたっぷり!
ああ〜やっぱり生花はいいな。
そういえば、花が上達したくて、オーナー二人に一緒に休みをとらしてあげたくて、夜な夜な練習したなあ。
店に戻ったらナオコが居て、一緒にあ〜でもない、こ〜でもないと花合わせをしたもんやな。
翌朝、グリがレッスンに出かける前にアレンジをみて、手直ししてあったり、コメントをくれる。
「むっちゃ、いいやん!」て一言殴り書きしてある時は、それはそれはうれしもの。
そうやって何度も交わした、花の交換日記